マイクラのサーバー設定|server.propertiesの設定方法・開き方・全項目を解説をイメージしたイラスト

マイクラのサーバー設定|server.propertiesの設定方法・開き方・全項目を解説

目次

マイクラでサーバーを立てたけれど、「何をどう設定すればいいのかわからない」「server.propertiesってなんだろう?」と悩んでいませんか?

サーバーの設定は少し難しそうに感じるかもしれませんが、一度理解してしまえば簡単です。

本記事では、マイクラのサーバー設定方法と、server.propertiesの設定方法・開き方・全項目を解説していきます。

サーバーを運営する方にぜひ活用していただきたいおすすめの設定項目も初心者向け、運営者向けに分けて紹介しています。

ぜひ、この記事を参考にして、自分のプレイスタイルにあったサーバー環境を作り、マイクラのマルチプレイを楽しみましょう。

マイクラのサーバー設定・server.propertiesとは?

マイクラのサーバー設定とは、ゲームモードや難易度、最大プレイヤー数など、あらゆるルールを設定することを指します。

サーバー設定で変更できる主な項目
・ マイクラのゲームモード
・ ゲームの難易度
・ PvPの許可/禁止
・ チートの許可/禁止

また、主な設定項目を変更できるテキストファイルのことを 「server.properties」 (サーバー・プロパティズ)と呼びます。
つまり、server.propertiesを編集すること = サーバー設定を変更すること、と理解しておけば問題ありません。

マイクラのサーバー設定は、サーバー運営者にとって必須の知識となるため、その役割と開き方、編集方法をしっかりマスターしましょう。

ポイント:server.propertiesとは
・ さまざまな設定項目が記述されているテキストファイル
・ ファイルの中身を編集することでサーバー設定を編集できる

server.propertiesの場所

server.propertiesの場所は、マイクラのサーバープログラム本体(server.jarなど)と同じフォルダです。(デフォルトの場合)

基本的には、初めてサーバーを起動した際に、上記箇所に他のファイルと一緒に自動生成されます。

ただし、具体的な場所(パス)は、サーバーの構築方法によって異なります。

<自宅サーバーの場合>
ご自身でサーバー用フォルダを作成した場所
(例: C:\minecraft_serverなど)

<レンタルサーバー(VPS)の場合>
サーバー契約時に指定された場所
(例: /opt/minecraft/currentなど)

server.propertiesの開き方の基本

server.propertiesはシンプルなテキストファイルなので、PCに標準でインストールされている以下のソフトなどを使って開くことができます。

  • Windowsの場合: 「メモ帳」
  • Macの場合: 「テキストエディット」
  • その他: 「Visual Studio Code」などのテキストエディタ

ファイルをダブルクリック(または右クリックで開くソフトを選択)して、server.propertiesを開きましょう。

注意点
server.propertiesは、サーバーを最低一度起動しないと生成されません
サーバーを立てた直後でファイルが見つからない場合は、まずサーバーを起動してみてください。

具体的なファイルの場所や簡単な編集手順については、次の章で詳しく解説します。

【環境別】マイクラのサーバー設定方法

マイクラのサーバー設定は、サーバーを立てた環境によって異なります。

今回は以下の2つの環境に分けて、マイクラのサーバー設定方法やserver.propertiesの編集方法を解説します。

ご自身の環境に合ったセクションを参照してください。

server.propertiesを編集する前に
server.propertiesはサーバーの起動に関わる重要なファイルです。
そのため、編集する前にファイルのバックアップをとっておくことをおすすめします。

自宅サーバーでのサーバー設定方法

自宅サーバー(ご自身のPC)にサーバーを構築した場合、ローカルPC内に保存されているserver.propertiesを編集することでサーバー設定が可能です。

server.propertiesの開き方・編集方法(自宅サーバー)

自宅サーバー(ご自身のPC)にサーバーを構築した場合、以下の手順でserver.propertiesを編集できます。

  1. サーバーを停止する

    起動中のサーバーがある場合は、まずコンソール(黒い画面)で stop コマンドを実行し、完全に停止させてください。

  2. サーバー用フォルダを開く

    サーバープログラム(server.jarなど)を保存したフォルダを開きます。

  3. server.propertiesを編集する

    フォルダ内にある server.properties ファイルを、PCの「メモ帳」などで開きます。

  4. 設定値を変更し、上書き保存する

    変更したい項目を編集し、ファイルを上書き保存します。
    (例: gamemode=survivalgamemode=creative にするなど)

  5. サーバーを再起動する

    再度 server.jar などを実行してサーバーを起動すると、変更した設定が反映されます。

レンタルサーバーでのサーバー設定方法

ロリポップ for Gamersのようなレンタルサーバーを利用する場合、サーバー設定の方法は主に2つあります。

目的に応じて使い分けましょう。

サーバー管理画面でサーバー設定をする方法

多くのレンタルサーバーでは、ブラウザ上の管理画面を操作することでserver.propertiesファイルを直接編集しなくても、主要な設定であれば安全に変更できます。
特にロリポップ for Gamersでは、マイクラ用の「ゲーム設定」機能をご用意しています。

<この方法のメリット>

  • ファイル編集ミスや構文エラーの心配が一切ありません。
  • 専門知識が不要で、初心者の方でも確実・安全に設定を変更できます。
  • 変更後は自動的にサーバーが再起動されるため、手間がかかりません。

<ロリポップ for Gamersでの設定手順>

  1. ロリポップ for Gamersにログインする。 ロリポップ for Gamersのログインボタン
  2. サーバー一覧から、設定したいサーバーの「ゲーム設定」タブを開きます。 ロリポップ for Gamersのサーバー管理画面でゲーム設定タブを選択する様子
  3. 「設定」内の「変更」ボタンをクリックします。 ロリポップ for Gamersのサーバー管理画面で設定の変更ボタンをクリックする様子
  4. ゲームモード、難易度、PvP、最大人数など、変更したい項目を選んだり入力したりします。
  5. 設定後、「保存」ボタンを押します。 ロリポップ for Gamersのゲーム設定の変更を保存する様子

以下のような設定の変更完了のポップアップが出たら、「閉じる」を押して設定完了です。

ロリポップ for Gamersの設定の変更完了画面

基本的な設定変更は、この方法で気軽に行いましょう。

server.propertiesの開き方・編集方法(レンタルサーバー)

レンタルサーバー上のファイルにアクセスする方法は、主に2つあります。

サーバーの管理画面にない、より専門的な項目を変更したい場合は、この章で紹介する方法で、server.propertiesファイルを直接編集しましょう。

ファイル管理機能を使う

ロリポップ for Gamersのファイル管理機能を使用することで、ブラウザ上の操作だけでファイル編集が完結します。
感覚的で簡単に操作できるので、初心者にも上級者にもおすすめの方法です。

この方法のメリット:

  • SFTPソフト(後述)のインストールや設定が一切不要です。
  • ブラウザ(ChromeやSafariなど)だけで、サーバー上のファイルを直接編集できます。
  • 初心者の方が「SFTPソフトの接続設定がわからない」とつまずく心配がありません。

<ロリポップ for Gamersでの編集手順>

  1. ロリポップ for Gamersにログインし、サーバー管理画面から「ファイル管理」タブを開きます。 ロリポップ for Gamersのサーバー管理画面でファイル管理タブを選択する様子
  2. サーバーのフォルダ(minecraft/currentなど)に移動します。
  3. server.propertiesファイルを見つけ、ダブルクリックします。 ロリポップ for Gamersのファイル管理機能でserver.propertiesをダブルクリックする様子
  4. ブラウザ上のテキストエディタで設定値を変更し、保存します。 ロリポップ for Gamersのファイル管理機能でserver.propertiesを編集する様子

画面の左下に、server.propertiesの編集が完了したことのポップアップが出れば設定完了です。

ファイル管理機能は、ブラウザ上の操作だけで直感的にサーバーを操作できることが特徴です。
ファイルの編集だけでなく、フォルダの作成やMODファイルのアップロードなども感覚的に操作可能です。

ロリポップ for Gamersをご利用中の方は無料でご利用いただけますので、ぜひご活用ください!

ファイル管理機能の詳細な活用方法や仕様はこちらのヘルプページをご覧ください。

SFTPソフトを使ってSSH接続する

SSH接続は、サーバーとPC間でファイルを送受信するための専門的な方法です。
server.propertiesの編集だけでなく、大きなデータの移行など、高度な作業を行う際にも使用します。

SFTPソフトを使う場合、以下の手順で行なってください。

<SFTPソフトでの編集手順(一般的な流れ)>

  1. PCに「Cyberduck」などのSFTPクライアントソフトをインストールします。
  2. レンタルサーバーの管理画面で「SSH情報」(ホスト名、ユーザー名、SSH鍵、ポート番号など)を確認します。
  3. SFTPソフトを起動し、確認したSSH情報でサーバーに接続します。
  4. server.propertiesが格納されているフォルダ(/opt/minecraft/currentなど)に移動します。
  5. ファイルをPCにダウンロードし、メモ帳などで編集・保存します。
  6. 編集したファイルを、サーバーの元の場所にアップロードして上書きします。
  7. 一度サーバーを停止してから、再度起動して設定内容を反映させて完了です。

この方法は専門知識を要しますが、一度設定を覚えてしまえば、大容量のファイル転送なども行えるようになります。

SFTPソフトを使った、サーバーへの接続方法はこちらのヘルプページでも解説しています。

マイクラのサーバー設定の注意点

server.propertiesを直接編集する場合、作業を安全に行うための2つの注意点があります。
これを怠ると、サーバーが起動しなくなるなどの深刻なトラブルにつながる可能性があるため、意識しておきましょう。

編集前にはバックアップを取得する

万が一、設定を間違えてサーバーが動かなくなった時に、すぐに元に戻せるよう以下の方法でバックアップをとっておきましょう。

  • 簡単なバックアップ方法:
    編集する前に、server.propertiesファイルをコピーし、同じ場所に貼り付けます。ファイル名を「server.properties.bak」や「server.properties_20251115」など、元のファイルと違う名前に変更しておけば、それがバックアップとなります。
  • ロリポップ for Gamersのファイル管理機能の場合:
    ファイルを選択して「ダウンロード」操作を行うだけで、簡単にバックアップ(コピー)をPCにダウンロードできます。
  • ロリポップ for Gamersのマイバックアップ機能の場合:
    マイバックアップ機能を使ってサーバー全体のバックアップをとることも可能です。詳細はこちらのヘルプページをご覧ください。

サーバーのバックアップについて、以下の記事でも詳しく解説しています。

gamers.lolipop.jpのサムネイル画像 - 【マイクラ】サーバーのバックアップ完全ガイド!やり方と復元方法をかんたん解説【Java版/統合版】
【マイクラ】サーバーのバックアップ完全ガイド!やり方と復元方法をかんたん解説【Java版/統合版】
マイクラのサーバーを安全に保つためのバックアップ完全ガイド。Java版と統合版のやり方をわかりやすく解説しています。大切なデータを守りましょう!

設定変更後はサーバーの再起動が必要

server.propertiesファイルは、サーバーの起動時にのみ読み込まれるため、サーバーを設定した後はサーバーを再起動しましょう
ファイルを編集して保存しただけでは、設定は反映されません

編集・保存が完了したら、必ずサーバー管理画面から「再起動」ボタンを押すか、コンソールで stop コマンドを実行した後に再度サーバーを起動してください。

【初心者向け】おすすめのマイクラサーバー設定項目【Java版・統合版】

server.propertiesには多くの設定項目がありますが、まずはサーバーの「基本ルール」を決める項目から設定してみましょう。

ここでは、特に初心者の方が最初に確認・設定すべきおすすめの項目を12個紹介します。

設定項目Java版での名称統合版での名称
🔽 ゲームモードgamemodegamemode
🔽 難易度difficultydifficulty
🔽 ハードコアhardcore(なし)
🔽 PvPpvp(※)
🔽 コマンドブロックenable-command-block(なし)
🔽 チート(なし)allow-cheats
🔽 ワールド名level-namelevel-name
🔽 シード値level-seedlevel-seed
🔽 ワールドタイプlevel-type(なし)
🔽 サーバー説明文motdserver-name
🔽 最大プレイヤー数max-playersmax-players
🔽 ホワイトリストwhite-listallow-list

※統合版のserver.propertiesにpvp項目はありませんが、allow cheatを有効にしたうえでゲーム内から/gamerule pvp trueのコマンドを入力することで有効にできます。

※ サーバー設定の項目名や設定値は、お使いのサーバーやバージョンによって多少異なる場合があります。ご了承ください。


gamemode|ゲームモード

サーバーに参加したプレイヤーの、デフォルトのゲームモードを設定します。

<設定値>

  • survival(サバイバル)
  • creative(クリエイティブ)
  • adventure(アドベンチャー)
  • spectator(スペクテイター・Java版のみ)

<サーバーへの作用>
サーバーの基本的な遊び方を決定します。建築メインならcreative、通常の冒険ならsurvivalなどプレイスタイルに合わせて設定しましょう。

difficulty|難易度

ゲーム全体の難易度を設定します。

<設定値>

  • peaceful(ピースフル)
  • easy(イージー)
  • normal(ノーマル)
  • hard(ハード)

<サーバーへの作用>
敵の強さや空腹度の影響などを決めます。peacefulにすると敵モンスターが出現しなくなり、建築や探索に集中できます。

hardcore|ハードコアモード(Java版のみ)

ハードコアモードを有効にするか設定します。(Java版限定)

<設定値>

  • true(有効)
  • false(無効)

<サーバーへの作用>
trueにすると、プレイヤーが一度死ぬとリスポーンできず、観戦モード(スペクテイター)になります。非常に高難易度なサーバー運営がしたい場合に設定します。

pvp|PvPのオン・オフ

プレイヤー同士の攻撃(Player vs Player)を許可するか設定します。

<設定値>

  • true(許可)
  • false(禁止)

<サーバーへの作用>
falseに設定すると、プレイヤー同士で攻撃(殴る、弓矢など)ができなくなります。友人との協力プレイで誤爆を防ぎたい場合や、平和なサーバーにしたい場合に設定します。

enable-command-block|コマンドブロックを許可(Java版のみ)

コマンドブロックの使用を許可するか設定します。(Java版限定)

<設定値>

  • true(許可)
  • false(禁止)

<サーバーへの作用>
trueにすると、サーバー内でコマンドブロックが使えるようになります。サーバー内で高度なギミックや自動化システムを作りたい場合に有効にします。

allow-cheats|チートの許可(統合版のみ)

チートコマンド(/gamemode/giveなど)の使用を許可するか設定します。(統合版限定)

<設定値>

  • true(許可)
  • false(禁止)

<サーバーへの作用>
trueにすると、プレイヤーがコマンドを使えるようになります。サバイバル中でも自由にアイテムを出したり、ゲームモードを変更したりできるようになります。

level-name|ワールドデータのフォルダ名

サーバーが使用するワールドデータの「フォルダ名」を指定します。

<設定値>

  • 任意の文字列(例: worldmy-creative-worldなど)

<サーバーへの作用>
この項目で指定した名前のフォルダが生成され、そこにワールドデータが保存されます。複数のワールドを切り替えて遊びたい場合などに、この名前を変更します。

level-seed|シード値

新しくワールドを生成する際の「シード値」を指定します。

<設定値>

  • 任意の英数字(例: 12345lolipop
  • 空欄(ランダムなシード値が使用されます)

<サーバーへの作用>
特定のシード値(初期スポーン地点やバイオーム配置)で遊びたい場合に、その値を入力します。

level-type|ワールドタイプ(Java版のみ)

ワールドの生成タイプを指定します。(Java版限定)

<設定値>

  • minecraft:normal(通常)
  • minecraft:flat(スーパーフラット)
  • minecraft:large_biomes(広大なバイオーム)
  • minecraft:amplified(アンプリファイド)

※ 通常のワールドの生成タイプのことを、defaultと表記する場合もあります。

<サーバーへの作用>
建築専用の平坦な世界を作りたい場合はminecraft:flatを選ぶなど、ワールドの地形タイプを根本から変更できます。

motd(server-name)|サーバーの説明文

サーバー一覧(マルチプレイ接続画面)に表示される「サーバー名」や「説明文」を設定します。

<設定値>

  • 任意の文字列(例: ロリポップゲーマーズへようこそ!

<サーバーへの作用>
Java版ではmotd、統合版ではserver-nameという項目名です。プレイヤーがサーバーを選ぶ際に、どのようなサーバーか一目でわかるように設定します。

max-players|最大プレイヤー数

サーバーに同時に接続できるプレイヤーの最大人数を設定します。

<設定値>

  • 任意の数値(例: 1020

<サーバーへの作用>
参加人数を制限します。サーバーの負荷にも影響するため、契約プランのスペックや遊ぶ人数に合わせて適切な値を設定します。

white-list|ホワイトリストを設定する

サーバーに参加できるプレイヤーを制限する「ホワイトリスト機能」を有効にするか設定します。

<設定値>

  • true(有効)
  • false(無効)

<サーバーへの作用>
trueにすると、別途「ホワイトリスト」に登録されたプレイヤー以外はサーバーに入れなくなります。(統合版ではallow-listという項目名です)
友人専用サーバーなど、特定のメンバーだけで遊びたい場合に必須の設定です。

【運営者向け】おすすめのマイクラサーバー設定項目【Java版・統合版】

基本的な設定に慣れてきたら、次はサーバーのパフォーマンス(処理の重さ)や、より細かい管理設定(荒らし対策・放置対策) に関する、以下の6つの項目を見直してみましょう。

これらの項目を適切に設定することで、大人数でも快適に遊べるサーバー環境を構築できます。

設定項目Java版での名称統合版での名称
🔽 スポーン地点保護spawn-protection(なし)
🔽 放置プレイヤーplayer-idle-timeoutplayer-idle-timeout
🔽 描画距離view-distanceview-distance
🔽 処理距離simulation-distancetick-distance
🔽 タイムアウトmax-tick-time(なし)
🔽 通信圧縮network-compression-thresholdcompression-threshold

※ サーバー設定の項目名や設定値は、お使いのサーバーやバージョンによって多少異なる場合があります。ご了承ください。


spawn-protection|スポーン地点の保護(Java版のみ)

プレイヤーが最初にスポーンする地点(初期リスポーン地点)の周辺を、OP権限者以外が編集(ブロックの破壊・設置)できないように保護します。(Java版限定)

<設定値>

  • 16(デフォルト。中心から16ブロック四方を保護)
  • 0(保護を無効化)
  • 任意の数値(保護したい範囲の半径ブロック数)

<サーバーへの作用>
0以外に設定すると、サーバー参加者による初期スポーン地点の荒らしを強力に防げます。公共のサーバーを運営する場合は、16以上の設定を推奨します。

player-idle-timeout|放置プレイヤーをキック

プレイヤーが何も操作せずに放置(AFK)していた場合に、サーバーから自動的にキック(切断)するまでの時間を設定します。

<設定値>

  • 0(無効)
  • 任意の数値(分単位。例: 30 = 30分間放置でキック)

<サーバーへの作用>
0以外に設定すると、放置プレイヤーを自動的に排除し、max-players(最大接続数)の枠をアクティブなプレイヤーのために空けることができます。リソースの節約にも繋がります。

view-distance|ワールドの描画距離

サーバーが各プレイヤーに送信する「ワールドの描画範囲(チャンク数)」を指定します。

<設定値>

  • 10(デフォルト)
  • 332の数値

<サーバーへの作用>
サーバーの負荷(特にCPU・メモリ)に最も大きく影響する設定の一つです。 数値を大きくするとプレイヤーは遠くまで見渡せますが、サーバーの負荷が激増し、ラグの原因になります。大人数サーバーでラグが発生する場合は、この値を68程度に下げるのが非常に効果的です。

simulation-distance‌(tick-distance)|処理を止める距離

サーバーが「実際に処理を行う範囲(チャンク数)」を指定します。view-distance(描画距離)とは別です。

<設定値>

  • 10(デフォルト)
  • 任意の数値(view-distance以下の数値)

<サーバーへの作用>
この範囲内でだけ、モンスターのAI、作物の成長、レッドストーン回路などが動作します。
view-distanceと同様にサーバー負荷に大きく影響します。 遠くの景色は見えても(view-distance)、その場所の処理はさせない(simulation-distanceを小さくする)ことで、負荷を軽減できます。

max-tick-time|サーバーの応答タイムアウト設定(Java版のみ)

サーバーの1ティック(処理の1単位)に許容される最大時間(ミリ秒)を設定します。(Java版限定)

<設定値>

  • 60000(デフォルト。60秒)
  • -1(無効)

<サーバーへの作用>
サーバーが何らかの理由で極端に重くなり、1ティックの処理に60000ミリ秒以上かかった場合、サーバーは意図的にクラッシュ(停止)してフリーズを防ぎます。
MODの入れすぎなどでラグがひどい場合、この設定でクラッシュすることがあります。

network-compression-threshold(compression-threshold)|通信データの圧縮サイズ

サーバーとプレイヤー間の通信データ(パケット)を圧縮し始める「サイズ(バイト単位)」を指定します。

<設定値>

  • Java版 (network-compression-threshold): 256(デフォルト)、-1(無効)
  • 統合版 (compression-threshold): 1(デフォルト)、65535(事実上の無効)

<サーバーへの作用>
通常はデフォルト値のままで問題ありません。通信帯域(回線速度)を節約できますが、代わりにCPUをわずかに使用します。

Java版は256バイト以上、統合版はほぼ全ての通信を圧縮するのが初期設定です。

サーバーのCPUに余裕があり、かつ非常に高速なネットワーク環境下であれば、圧縮を無効化(Java版: -1, 統合版: 65535)にすると、わずかにパフォーマンスが向上する場合があります。

Java版のサーバー設定項目一覧(最新版)

マイクラJava版の、server.propertiesで設定可能なサーバー設定項目の一覧です。

以下の一覧は、ロリポップ for Gamersの最新版に基づいたマイクラJava版のserver.propertiesの設定項目一覧です。
レンタルサーバー各社や、ご自身で構築された環境(バージョン)によって、項目名やデフォルト値が若干異なる場合がありますのでご注意ください。

項目名初期値設定できる値項目の説明
accepts-transfersfalsetrue/falseサーバーがクライアントの転送(別サーバーへの移動)を受け入れるか
allow-flightfalsetrue/false飛行(クリエイティブモード以外での)を許可するか
allow-nethertruetrue/falseネザーへの移動を許可するか
broadcast-console-to-opstruetrue/falseコンソールのメッセージをOP(管理者)にブロードキャストするか
broadcast-rcon-to-opstruetrue/falseRCON(リモートコンソール)のメッセージをOPにブロードキャストするか
bug-report-link(空)URLバグレポートのリンク先URL
difficultyeasypeaceful/easy/normal/hardゲームの難易度
enable-code-of-conductfalsetrue/falseサーバーの行動規範(免責事項)画面を有効にするか
enable-command-blockfalsetrue/falseコマンドブロックを有効にするか
enable-jmx-monitoringfalsetrue/falseJMX(Java Management Extensions)モニタリングを有効にするか
enable-queryfalsetrue/falseサーバークエリ(GameSpy4プロトコル)を有効にするか
enable-rcontruetrue/falseRCON(リモートコンソール)を有効にするか
enable-statustruetrue/falseサーバーリストでのステータス表示を有効にするか
enforce-secure-profiletruetrue/falseセキュアプロファイル(暗号化されたチャット署名)を強制するか
enforce-whitelistfalsetrue/falseホワイトリストを強制するか(OP以外も対象にするか)
entity-broadcast-range-percentage1000-500エンティティ(MOBなど)のブロードキャスト範囲の割合
force-gamemodefalsetrue/falseプレイヤー参加時にデフォルトのゲームモードを強制するか
function-permission-level21-4/functionコマンドの実行に必要な権限レベル
gamemodesurvivalsurvival/creative/adventure/spectatorデフォルトのゲームモード
generate-structurestruetrue/false構造物(村、寺院など)を生成するか
generator-settingsJSONワールド生成のカスタマイズ設定(JSON形式)
hardcorefalsetrue/falseハードコアモードを有効にするか
hide-online-playersfalsetrue/falseステータス表示でオンラインプレイヤー情報を隠すか
initial-disabled-packs(空)リソースパック名初期状態で無効化するリソースパック
initial-enabled-packsvanillaリソースパック名初期状態で有効化するリソースパック
level-nameworld任意ワールドデータのフォルダ名
level-seed(空)任意ワールド生成のシード値
level-typeminecraft:normalminecraft:normal/flat/large_biomes/amplifiedワールドの生成タイプ
log-ipstruetrue/falseプレイヤーのIPアドレスをログに記録するか
management-server-enabledfalsetrue/falseサーバー管理プロトコル(MSMP)を有効にするか
management-server-hostlocalhostIPアドレスMSMPがリッスンするホスト
management-server-port01-65535MSMPがリッスンするポート(0は無効)
management-server-secret(自動生成)任意MSMPの認証シークレットキー
management-server-tls-enabledtruetrue/falseMSMPのTLS(暗号化)を有効にするか
management-server-tls-keystore(空)ファイルパスTLSキーストアのファイルパス
management-server-tls-keystore-password(空)任意TLSキーストアのパスワード
max-chained-neighbor-updates10000000-∞隣接ブロック更新の連鎖上限数
max-players200-∞最大同時接続プレイヤー数
max-tick-time600000-∞1ティックの最大許容時間(ミリ秒)。超えるとサーバーが停止。
max-world-size299999841-29999984ワールドの最大半径(境界)
motdA Minecraft Server任意サーバーリストに表示される説明文
network-compression-threshold2560-∞通信データを圧縮し始めるしきい値(バイト単位)
online-modetruetrue/falseオンライン認証(正規アカウントのみ)を有効にするか
op-permission-level41-4OP(管理者)のデフォルト権限レベル
pause-when-empty-seconds600-∞サーバーが空の時に一時停止するまでの秒数 (0は無効)
player-idle-timeout00-∞放置プレイヤーを自動キックするまでの時間(分) (0は無効)
prevent-proxy-connectionsfalsetrue/falseプロキシ経由での接続を防止するか
pvptruetrue/falseプレイヤー同士の戦闘(PvP)を許可するか
query.port255651-65535enable-queryが有効な場合のクエリ用ポート
rate-limit00-∞クライアントのパケットレート制限(0は無効)
rcon.passwordrconpass任意RCON(リモートコンソール)のパスワード
rcon.port255751-65535RCON(リモートコンソール)のポート
region-file-compressiondeflatenone/deflate/gzipリージョンファイル(チャンクデータ)の圧縮形式
require-resource-packfalsetrue/falseリソースパックの使用を強制するか
resource-pack(空)URLリソースパックのダウンロードURL
resource-pack-id(空)任意リソースパックのID(UUIDなど)
resource-pack-prompt(空)メッセージリソースパックのプロンプト(ダウンロード時のメッセージ)
resource-pack-sha1(空)SHA-1ハッシュリソースパックのSHA-1ハッシュ値(検証用)
server-ip(空)IPアドレスサーバーがリッスンするIPアドレス(通常は空でOK)
server-port255651-65535サーバーが使用するポート番号
simulation-distance103-32サーバーが処理(MOBのAI、作物の成長など)を行う描画距離
spawn-animalstruetrue/false動物(友好的MOB)をスポーンさせるか
spawn-monsterstruetrue/falseモンスター(敵対的MOB)をスポーンさせるか
spawn-npcstruetrue/falseNPC(村人など)をスポーンさせるか
spawn-protection160-∞初期スポーン地点の保護範囲(半径ブロック数)
status-heartbeat-interval00-∞ステータスのハートビート間隔(ミリ秒、0は無効)
sync-chunk-writestruetrue/falseチャンクデータの同期書き込みを行うか
text-filtering-config(空)URLテキストフィルタリング設定のURL
text-filtering-version00-∞テキストフィルタリングのバージョン(0は無効)
use-native-transporttruetrue/falseOS最適化されたネットワークトランスポートを使用するか(Linuxのみ)
view-distance103-32プレイヤーに送信するワールドの描画距離(チャンク数)
white-listfalsetrue/falseホワイトリスト機能を有効にするか

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統合版のサーバー設定項目一覧(最新版)

マイクラ統合版の、server.propertiesで設定可能なサーバー設定項目の一覧です。

以下の一覧は、ロリポップ for Gamersの最新版に基づいたマイクラ統合版のserver.propertiesの設定項目一覧です。
レンタルサーバー各社や、ご自身で構築された環境(バージョン)によって、項目名やデフォルト値が若干異なる場合がありますのでご注意ください。

項目名初期値設定できる値項目の説明
server-nameDedicated Server任意サーバーリストに表示されるサーバー名(MOTD)
gamemodesurvivalsurvival/creative/adventureデフォルトのゲームモード
force-gamemodefalsetrue/falseプレイヤー参加時にデフォルトのゲームモードを強制するか
difficultyeasypeaceful/easy/normal/hardゲームの難易度
allow-cheatsfalsetrue/falseチートコマンド(/giveなど)を許可するか
max-players100-∞最大同時接続プレイヤー数
online-modetruetrue/falseXbox Live認証を必須にするか(falseは非推奨)
allow-listfalsetrue/false許可リスト(ホワイトリスト)を有効にするか
server-port191321-65535サーバーが使用するポート番号(IPv4)
server-portv6191331-65535サーバーが使用するポート番号(IPv6)
enable-lan-visibilitytruetrue/falseLAN(ローカルネットワーク)内のプレイヤーにサーバーを公開するか
view-distance325-32プレイヤーに送信するワールドの描画距離(チャンク数)
tick-distance44-12サーバーが処理(MOBのAIなど)を行う距離(チャンク数)
player-idle-timeout300-∞放置プレイヤーを自動キックするまでの時間(分) (0は無効)
max-threads00-∞サーバーが使用する最大スレッド数 (0は自動設定)
level-nameBedrock_level任意ワールドデータのフォルダ名
level-seed(空)任意ワールド生成のシード値
default-player-permission-levelmembervisitor/member/operator新規参加プレイヤーのデフォルト権限レベル
texturepack-requiredfalsetrue/falseテクスチャパック(リソースパック)の使用を強制するか
content-log-file-enabledfalsetrue/falseコンテンツログ(スクリプト関連)を有効にするか
compression-threshold10-65535通信データを圧縮し始めるしきい値(バイト単位)
compression-algorithmzlibzlib/snappy通信データの圧縮アルゴリズム
server-authoritative-movementserver-authserver-auth/client-authプレイヤーの移動判定をサーバー側で厳密に行うか
player-position-acceptance-threshold0.50.0-∞サーバーが許容するプレイヤー位置のズレ(補正閾値)
player-movement-action-direction-threshold0.850.0-1.0プレイヤーの移動方向に関する補正閾値
server-authoritative-block-breakingfalsetrue/falseブロック破壊をサーバー側で厳密に認証するか
server-authoritative-block-breaking-pick-range-scalar1.50.0-∞サーバー認証時のブロック破壊範囲の補正値
chat-restrictionNoneNone/Moderatedチャットの制限(Moderatedは不適切語フィルター)
disable-player-interactionfalsetrue/falseプレイヤー間の相互作用(チェストを開く等)を無効にするか
client-side-chunk-generation-enabledtruetrue/falseクライアント側でのチャンク生成を有効にするか
block-network-ids-are-hashestruetrue/falseブロックIDのネットワーク送信にハッシュを使用するか
disable-personafalsetrue/falseプレイヤーのPersona(キャラクタークリエイト)を無効にするか
disable-custom-skinsfalsetrue/falseカスタムスキン(自作スキン)を無効にするか
server-build-radius-ratioDisabledDisabled/範囲サーバーのビルド半径比率(詳細設定)
allow-outbound-script-debuggingfalsetrue/falseスクリプトの外部(アウトバウンド)デバッグを許可するか
allow-inbound-script-debuggingfalsetrue/falseスクリプトの内部(インバウンド)デバッグを許可するか
script-debugger-auto-attachdisableddisabled/enabledスクリプトデバッガの自動アタッチ設定

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サーバー設定が「かんたん・安全」な『ロリポップ! for Gamers』

ここまで読んで、「server.propertiesの編集はやっぱり難しそう…」「SFTPソフトの設定が面倒くさい」と感じた方もいるかもしれません。

レンタルサーバーロリポップ for Gamersなら、そうした心配は一切不要です。

  1. 主要な設定はクリックだけ!

    難易度やPvP、最大人数などの基本的な設定は、ブラウザ上の「ゲーム設定」機能からクリック操作だけで安全に変更できます。

  2. 詳細設定もブラウザで完結!

    server.propertiesを直接編集したい場合も、専門的なSFTPソフトは不要です。「ファイル管理」機能を使えば、ブラウザ上で直接ファイルを開き、編集・保存が完了します。

「サーバーの専門知識はないけれど、友だちと快適にマルチプレイがしたい!」
ロリポップ for Gamersは、そんなマイクラプレイヤーの皆さんを強力にサポートします。

ロリポップ for Gamersをご利用中でお困りの方は
こちらのヘルプページもご覧ください。

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マイクラのサーバー設定のよくある質問

マイクラの設定変更ができない場合は?

設定が反映されない場合、サーバーを再起動していない可能性が最も高いです。

server.propertiesファイルはサーバーの起動時にのみ読み込まれます。

  • 対処法1:サーバーを再起動する
    ファイルを保存した後、必ずサーバーの「再起動」を行ってください。
  • 対処法2:設定値やスペルミスを確認する
    trueTrueと大文字にしたり、スペルを間違えたりすると、設定が正しく読み込まれません。
  • 対処法3:編集するファイルを間違えていないか確認する
    複数のサーバーを管理している場合、別のサーバーのserver.propertiesを編集している可能性があります。
  • 対処法4:余分な全角スペースが入っている
    server.properties内に余分な全角スペースが入っていると、設定が正しく読み込まれません。

server.propertiesがない・見つからないときは?

サーバーをまだ一度も起動していないことが原因です。

server.propertiesファイルは、サーバープログラム(server.jarなど)を初めて実行した時に、ワールドデータなどと一緒に自動生成されます。

  • 対処法:サーバーを一度起動する
    サーバーを起動すると、プログラム本体と同じフォルダ(ディレクトリ)内にserver.propertiesが自動的に作成されます。
  • ロリポップ for Gamersの場合
    サーバー作成時に自動で生成されています。「ファイル管理」機能でサーバーのフォルダ(例: /opt/minecraft/current)直下をご確認ください。

コマンドでもサーバーを設定できる?

はい、一部の設定はコマンドでも変更可能です。

ただし、コマンドによる変更は一時的なものか、server.propertiesとは別の設定(OP権限など)であることが多いです。

  • コマンドでの設定例
    /difficulty hard/gamemode creativeなど。これらは即座に反映されます。
  • server.propertiesとの違い
    server.propertiesは、サーバーが起動する際の「デフォルト値(初期設定)」を決定します。
  • 推奨する使い方
    サーバーの基本ルール(PvPの禁止、難易度など)は、再起動しても設定が保持されるserver.propertiesで管理するのが確実です。

マイクラのサーバー設定まとめ

本記事では、マイクラのサーバー設定ファイル「server.properties」について、その役割や開き方、環境別の編集方法、そして初心者から運営者までおすすめの設定項目を詳しく解説しました。

gamemode(ゲームモード)やdifficulty(難易度)、pvp(プレイヤー間戦闘)など、基本的な項目を変更するだけでも、サーバーの遊び方は大きく変わります。ぜひこの記事を参考に、自分たちだけのオリジナルなルールでマルチプレイを楽しんでください。

マイクラのサーバーの立て方そのものから知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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