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【マイクラ】サーバーを荒らしから守る!放火や盗難を防ぐ6つの効果的な対策

目次

はじめに

マイクラのマルチプレイを楽しむには、サーバーを安全かつ平和に保つことが欠かせません。荒らし行為が発生すると、ゲームが楽しくなくなるだけでなく、悩みにつながることも。本記事では、荒らし対策の重要性から具体的な荒らし行為、対策方法について詳しく解説します。

マイクラの荒らしとは

他のプレイヤーの楽しみを妨げる目的で行われる迷惑行為のことを指します。例えば、建物を壊したり、他のプレイヤーの持ち物を盗んだりする行為が含まれます。また、マイクラでは自然のままの美しい景観や複雑な建造物がプレイヤーの手によって作られるため、荒らし行為によってこれらの作品が破壊されると、プレイヤーにとっては大きなストレスや不満につながります。

荒らし対策を行う必要性

マルチサーバー運営における荒らし対策の重要性

サーバーを荒らしから守ることは、他のプレイヤーの楽しさを確保し、快適なサーバーの維持のために不可欠です。荒らし行為は、ゲームの雰囲気を悪化させ、プレイヤーの離脱を引き起こす可能性があります。荒らし行為によってはラグが頻発する症状が出る場合もありますので、快適なマルチサーバーを維持するうえでもとても大切です。荒らし対策をしっかりと行い、快適で安全なマルチサーバーおよび楽しいワールドを維持することで、マイクラを存分に楽しむことにつながります。

よくある具体的な荒らし行為

放火

放火は、代表的な荒らし行為で、建築物や自然環境に甚大な被害が発生します。

放火

建物を焼き払う

可燃性である木製の家や建築物に火をつけ、全体を燃やし尽くす荒らし行為です。長時間かけて作った建物が一瞬で破壊されてしまいます。

森林火災の発生

草や木などの可燃性ブロックが豊富な森林エリアに火を放ち、広範囲に燃え広がることで、自然環境が大きなダメージを受けます。森林火災が発生すると、サーバー全体の負荷が増加し、他のプレイヤーにも悪影響がおよぶことがあります。

アイテムの盗難

アイテムの盗難は、他のプレイヤーのアイテムや資源を無断で奪う行為です。

チェストからの盗難

他のプレイヤーが収集した貴重なアイテムや資源がチェストから盗まれることがあります。例えば、ダイヤモンドエンチャントアイテムが盗まれると、被害者にとって大きな損失となります。

トラップや農場からの収奪

他のプレイヤーが設置したトラップや農場からアイテムを無断で奪う行為も荒らしの一種です。こうした行為は、プレイヤーの努力を無にし、ゲームの公平性を損ないます。

プレイヤーへの攻撃

プレイヤーへの攻撃も、サーバー内での秩序を乱す行為ですし、なによりこれをやられるとメンタルにきます。

また、攻撃に対して「仕返し」をするプレイヤーが現れるとサーバーの治安が低下し、参加者が減る可能性があります。

無差別攻撃

特定のプレイヤーを攻撃し続けることで、プレイヤーが楽しめない・ストレスが溜まる状況を作り出します。プレイヤーが必要なアイテムを失ったり、ゲーム進行が妨げられることがあります。

トラップによる攻撃

プレイヤーが通りかかった際にダメージを与えるようなトラップを設置し、他のプレイヤーを待ち伏せることもあります。プレイヤーは予期せずアイテムを失い、不快な思いをすることになります。

建築物の破壊

建築物を意図的に破壊する荒らし行為です。時間をかけて作り上げた美しい建築物が破壊されるのは、とても辛い体験です。

破壊

TNTでの爆破

建物にTNTを設置して爆破することで、建築物全体が崩壊してしまいます。長期間かけて作り上げた建物が一瞬で消失することもあります。

通路の封鎖

土や石で他のプレイヤーの通路を塞ぎ、建物に入れなくすることで、プレイヤーの行動が制限されてしまいます。

スパムメッセージ

スパムメッセージは、チャットを荒らし、他のプレイヤーのコミュニケーションを妨害します。

スパムメッセージ

暴言や無意味な文字の連投

チャット欄に暴言や意味のない文字を連続で投稿することで、サーバーの雰囲気が悪化し、他のプレイヤーが会話しづらくなります。

詐欺リンクの投稿

悪意のあるリンクを投稿し、他のプレイヤーをフィッシングサイトやマルウェアに誘導することもあります。プレイヤーが被害に遭うリスクが高まるので注意が必要です。

荒らし対策の方法

不必要にサーバーアドレスを公開しない

サーバーアドレスを公開することは、新しいプレイヤーを集めるためや、不特定多数のプレイヤーとマルチプレイを楽しむのは有効ですが、悪意のあるプレイヤーが入ってきるリスクも増大します。

フレンドや信頼できるプレイヤーにのみサーバーアドレスを共有することで、荒らしのリスクを軽減できます。共有方法も、サーバーアドレスを誰でも見られるような場所への書き込みなどは避けるようにしましょう。

ホワイトリストを有効にする

ホワイトリストを設定することで、リストに使いされているプレイヤーのみがサーバーに参加できるようになります。

ホワイトリストを設定している場合、たとえサーバーアドレスを知っていたとしても、リストに記載されていないプレイヤーは参加することができません。そのため、フレンドや信頼できるプレイヤーだけをホワイトリストに追加しておくことで、荒らし行為を行う可能性のあるプレイヤーがサーバーに入ることを防ぐことが可能です。

ホワイトリストをオンにする

ロリポップ for Gamersでは、MinecraftJava版、統合版ともに、Minecraftマネージャーからホワイトリストの機能が利用可能です。つまり、サーバーコマンドを実行しなくても、ブラウザから簡単に設定できるようになっています。

Minecraftマネージャーからホワイトリストを設定する方法については、【初心者向け】マイクラの代表的コマンドとその使用方法(Java版/統合版) > whitelist(ホワイトリスト管理)> Minecraftマネージャーでホワイトリストを設定する方法をご参照ください。

オペレーター権限(OP権限・管理者権限)の付与を限定する

オペレーター権限を持つプレイヤーは、サーバー内での操作権限が広く、悪意のあるプレイヤーにオペレーター権限を付与してしまうと不正行為や荒らしのリスクが高まります。オペレーター権限はフレンドや信頼できるプレイヤーにのみ与えるようにしましょう

オペレーター権限とは

マイクラの「オペレーター権限」とは、サーバーの管理に関わるコマンド操作を実行できる権限のことです。通常のプレイヤーにはできないコマンドの実行や設定の変更が可能になります。たとえば、以下のようなことができるようになります。

  • プレイヤーをテレポートさせる
  • アイテムを好きなだけ手に入れる
  • ゲームモードを変更する
  • その他、サーバーの管理に必要な操作

ロリポップ for Gamersならブラウザから簡単に

ロリポップ for Gamersでは、Java版、統合版ともに、Minecraftマネージャーから管理者権限の設定が可能です。

Java版では、オペレーター権限に4つのレベルがあり、サーバー管理に関わるコマンドに関しては、それぞれ実行範囲が異なります。

統合版は、Java版と異なり、オペレーター権限にはレベル設定がありません。統合版のオペレーターは、すべてのコマンドにフルアクセスできます。そのため、本当に信頼できるプレイヤーにのみ権限を与えることが特に重要です。

Java版

Minecraftマネージャーから管理者の権限レベルを設定できます。

権限レベル

 レベル名称内容
レベル1モデレーター一般的なプレイが可能
レベル2ゲームマスター/clear、/difficulty、/gamemodeなど、ゲームの基本的な管理コマンドが実行可
レベル3管理者/ban、/kick、/tpなど、より多くの管理コマンドが実行可
レベル4サーバー所有者サーバーの全てのコマンドが実行可
統合版

統合版ではプレイヤーに付与できるデフォルトの権限を変えることができます。

デフォルトの権限

名称内容
visitor建物を壊したり、ブロックを設置したりすることは不可
新しいプレイヤーを試験的に招待したり、見学のみ許可する場合に適している
memberほとんどの通常プレイの操作が可能
ただし、特別なコマンドの実行やサーバー管理は不可
operaterすべてのコマンドにアクセス可
他のプレイヤーの管理やサーバー設定の変更が可能
サーバー運営に関するすべての権限が許可されている

ゲームルールを設定する

マイクラの「ゲームルール」とは、ゲーム内での様々な要素を制御する設定です。建物の破壊やアイテムの喪失を防ぐなど、荒らし対策を含むさまざまなカスタマイズができます。サーバー管理者にとっては、荒らし行為からプレイヤーやサーバーを守るための重要な設定です。

以下に荒らし対策に有効なゲームルールを紹介します。

なお、コマンドの入力方法については、【初心者向け】マイクラの代表的コマンドとその使用方法(Java版/統合版)をご参照ください。

doFireTick

火が燃え広がるかどうかを制御します。

  • コマンド
/gamerule doFireTick false
  • 効果
    火が燃え広がらないようにすることで、荒らしによる放火の被害を防ぎます。火を使った破壊行為から建物を守りたい場合に便利です。

mobGriefing

モブがブロックや作物に影響を与えるかを制御します。

  • コマンド
/gamerule mobGriefing false
  • 効果
    モンスターを誘導しての破壊行為(例:クリーパーの爆発)や、村人による農作物の収穫を防ぎます。特にクリーパーの爆発から建物を守りたいときに役立ちます。

keepInventory

プレイヤーが死んでもインベントリのアイテムを保持できるかを制御します。

  • コマンド
/gamerule keepInventory true
  • 効果
    プレイヤーが死んでもアイテムを失わないため、荒らし行為によってプレイヤーがわざと殺されてもアイテムを安全に保持できます。アイテムの盗難を行う荒らし対策に効果を発揮します。

tntExplodes(統合版のみ)

TNTが爆発するかどうかを制御します。

  • コマンド
/gamerule tntExplodes false
  • 効果
    TNTが爆発しないように設定することで、荒らしがTNTを使って破壊行為を行うのを防ぎます。建物を保護し、安全な建築環境を維持できます。

pvp(統合版のみ)

プレイヤー同士の戦闘(PvP)ができるかどうかを制御します。

  • コマンド
/gamerule pvp false
  • 効果
    プレイヤー同士の攻撃を無効にし、荒らしによるプレイヤーへの攻撃を防ぎます。協力プレイを重視した安全なサーバー環境が作れます。

Java版では「server.properties」のpvpの項目を「pvp=false」とすることでpvpをオフにできます。server.propertiesの変更方法については、マイクラサーバー初心者向け!簡単サーバー設定(server.properties)ガイド【完全版】のserver.propertiesファイルの編集をご参照ください。

定期的なバックアップ

サーバーのバックアップを定期的に行うことで、荒らし行為が発生しても迅速に復元できます。FTPソフトを用いてサーバーにSSH接続し、サーバー内にバックアップ用のフォルダを作成し、ゲームデータをコピー&ペーストしておくことをおすすめします。

FTPソフトを使ったサーバーへのSSH接続方法については「初心者でも安心!マイクラMODの導入ガイド > MODサーバーへの各種MODの導入」に記載しておりますので、参考にしてください。

ゲームデータの保存場所

ロリポップ for Gamersの場合、サーバーの以下の場所にゲームデータが保存されています。

Java版:/opt/minecraft/current

統合版:/opt/minecraft

なお、バックアップの方法として、ゲームデータを手元のPCにダウンロードする場合は、サーバー上で「.tar.gz」形式にしてからダウンロードしてください。

プラグインを導入(Java版)

Java版のサーバーでは、荒らし対策用のプラグインを導入することで、サーバーのセキュリティを強化し、プレイヤーを守ることができます。また、荒らし行為が行われた場合に迅速に対応できます。マイクラのJava版で荒らし対策に効果的な代表的なプラグインを2つ紹介します。

CoreProtect

  • 概要
    ブロックの変更履歴を記録し、破壊されたブロックやアイテムを簡単にロールバックできるプラグインです。

  • 特徴
    記録されたログを参照して荒らし行為を特定し、修復する機能があり、サーバーの保護に非常に役立ちます。

  • ダウンロード
    https://modrinth.com/plugin/coreprotect coreprotect 画像引用:modrinth

WorldGuard

  • 概要
    指定したエリアを保護し、荒らしやPvPなどの特定の行為を制限できるプラグインです。

  • 特徴
    建物やエリアを保護するためのルールを細かく設定でき、サーバー全体を多角的に管理できます。

  • ダウンロード
    https://enginehub.org/worldguard WorldGuard 画像引用:WorldGuard

荒らされてしまったときの対応

荒らし対策を実施しても、荒らし行為が発生しない可能性はゼロとは言い切れません。もしも荒らしの被害に遭ってしまった場合の対応方法を紹介します。

荒らしプレイヤーの特定と追放

荒らし行為が発生した場合は、サーバーログやプレイヤーのアクティビティを確認し、荒らし行為を行ったプレイヤーを特定します。

追放コマンドの活用

荒らし行為を行っているプレイヤーを特定したら、コマンドを実行してプレイヤーを追放しましょう。実行には、オペレーター権限が必要です。権限がない場合は、権限を持つ人に依頼してください。

kickコマンドでサーバーへの接続を解除
/kick <プレイヤーID> <理由>

荒らしに遭遇した際すぐに対処したい場合には、kickコマンドを使って一時的にプレイヤーをサーバーから退出させることができます。

kickコマンで退出

このコマンドはプレイヤーを完全に追放するのではなく、即座にサーバーから離れさせるため、荒らしが続いている状況での一時的な対策として有効です。

なお、kickされたプレイヤーはすぐに再接続できるため、あくまでも荒らし行為をやめるように促す警告手段となります。

banコマンドで永久追放(Java版)
/ban <プレイヤーID> <理由>

マインクラフトJava版のサーバーには、コマンドで簡単にプレイヤーを永久追放する機能が備わっており、荒らしからサーバーを守るのに役立ちます。

実行後、指定したプレイヤーはサーバーに再接続できなくなります。

BANコマンド実行後

BANされた後の接続画面

pardonコマンドでban解除
/pardon <プレイヤーID> 

なお、誤って別のプレイヤーを追放してしまった場合や、状況が改善した場合、pardonコマンドで追放を解除できます。解除されると、再度、サーバーに接続することができるようになります。

ワールドの復元

バックアップデータをサーバー上または手元に保存している場合は、それを元のフォルダにペーストして復元します。

CoreProtectのようなプラグインを使用すると、荒らし行為が行われた箇所を簡単に元に戻すことが可能です。

プレイヤーへの通知と再発防止策の検討

荒らし行為が発生した際には、他のプレイヤーに通知し、状況を説明します。サーバールールの見直しや追加の対策を講じ、再発を防ぐための対策を考慮します。コミュニティ内での信頼関係を強化することも、荒らし対策において重要です。

まとめ

荒らし行為からサーバーを守るためには、適切な対策と迅速な対応が不可欠です。本記事で紹介した対策方法を実施し、プレイヤーが余計な不安やストレスを感じずに、純粋にマイクラのマルチプレイを楽しめることを願っています。

マイクラJava版、統合版のサーバースペック、プラン、料金、お申し込みは以下のページから。

マイクラのサーバーの立て方については「マイクラ マルチサーバーの立て方」をご覧ください。

マルチプレイが簡単にできる「ロリポップ for Gamers」

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