マイクラ(Minecraft)をプレイしていると、「もっとゲームの見た目をきれいにしたい」「リアルな世界を体験してみたい」と考えるプレイヤーは多いです。特に、バニラ(Vanilla)のビジュアルに飽きてしまったり、他のプレイヤーが見せてくれる美しくときめくようなスクリーンショットに影響を受けて、自分もリソースパックを使ってみたくなることがあります。
しかし、リソースパックについてよく知らないプレイヤーにとっては、「どうやって導入すればいいのか」「どのリソースパックが自分に合うのか」「PCのスペックは足りるのか」といった疑問が生じます。
本記事では、リソースパックのダウンロードからインストール方法、さらにマルチサーバーへの導入方法だけでなく、プレイヤーがよく抱える不安への対処方法についても初心者にもわかりやすく解説していきます。
リソースパックとは
リソースパックとは、マイクラのゲーム内のテクスチャや音を変更することができるファイルのセットです。
リソースパックを導入することで、マイクラに以下のような変化をもたらすことができます。
- ブロックやアイテムの見た目を変える
- Mob(キャラクター)の見た目を変える
- 効果音やBGMを変える
リソースパックを使えば、自分好みの世界を作り上げることが可能です。例えば、リアルで高画質なリソースパックを使えば、現実世界のようなグラフィックを楽しむことができ、逆にレトロで軽量なリソースパックを使えば、ユニークで可愛らしいビジュアルにすることもできます。
リソースパックとMOD、プラグインの違い
マイクラをカスタマイズしてプレイ体験を豊かにするツールといえば、MODやプラグインがメジャーですが、それぞれ役割や特徴が異なります。
種類 | 主な役割 | 特徴 |
---|---|---|
リソースパック | 見た目や音を変更 | ビジュアル・オーディオ面のカスタマイズ。ゲームのルールや機能自体を変えることはできません。 |
MOD | 機能の追加・改造 | ゲームに新しいブロック、アイテム、生物、機能を追加したり、既存の機能を大幅に改造します。Java版で主に利用。 |
プラグイン | サーバー側の機能の拡張 | 主にマルチプレイヤーサーバーで、ゲームのルールやシステムを調整します。 |
MODやプラグインについて詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
初心者でも安心!マイクラMODの導入ガイド |ロリポップ! for Gamers
MODとは何かからロリポップ for GamersにおけるMODの導入・設定まで、初心者でも安心してMODサーバーでマルチプレイを楽しむ方法を詳しく解説します。
【マイクラMOD管理】ModrinthでMOD管理がぐっと楽に!簡単な使い方を徹底解説! | ロリポップ! for Gamers
Modrinthを活用して、マイクラのMOD管理をスムーズに行う方法を解説!簡単な使い方を紹介し、マインクラフトを楽しむ手助けをします。
【マイクラJava版】影MODの導入方法を画像つき4ステップで簡単解説!【2024年09月更新】 | ロリポップ! for Gamers
マイクラJava版の影MODを導入するための4つの簡単なステップを、画像付きで詳しく解説。2024年9月更新。
【マイクラMOD】マルチプレイするなら!友達と盛り上がるおもしろMOD特集 | ロリポップ! for Gamers
マルチプレイに最適なマイクラMODを特集しています。友達と一緒に楽しむためのユニークなMODを見つけましょう。
【建築勢必見】マイクラの建築を100倍楽しく!おしゃれな家具MOD3選 | ロリポップ! for Gamers
マイクラの建築をさらに楽しむための情報を提供します。おしゃれな家具MODを厳選し、あなたのクリエイティブな空間をサポートします。
【マイクラMOD初心者向け】前提MODとプラグインサーバーを一挙に解説!それぞれの特徴とおすすめの使い分けをご紹介! | ロリポップ! for Gamers
マイクラMOD初心者向けに、前提MODとプラグインサーバーの特徴を詳しく解説します。おすすめの使い分けもご紹介します。
【マイクラJava版】初心者でも簡単!プラグインの入れ方を徹底解説 | ロリポップ! for Gamers
マイクラJava版の初心者向けに、プラグインの導入方法を詳しく解説します。簡単に理解できる手順で、楽しいゲーム体験をサポートします。
リソースパックを選ぶ際のポイント
リソースパックを導入する際には、いくつかのポイントを考慮する必要があります。
1. PCのスペックに合ったリソースパックを選ぶ
リソースパックには高性能PC向けのものと、軽量なリソースパックがあります。高画質なテクスチャを使うリソースパックは美しいビジュアルを実現できますが、それに伴いPCの負荷も増加します。自分のPCのスペックを確認し、動作に問題がないかを考慮しましょう。
2. ゲームバージョンに対応しているか確認する
リソースパックには対応するマイクラのバージョンがあります。使用しているゲームバージョンとリソースパックのバージョンが一致していることを確認しましょう。特に、新しいバージョンで旧バージョンのリソースパックを使用すると、表示の不具合が生じることがあります。
3. 自分のプレイスタイルに合ったデザインを選ぶ
自然の風景を楽しみたい場合はリアル系、PvPを楽しみたいなら視認性の高いシンプルなリソースパックなど、自分のプレイスタイルに合わせた選択が重要です。
リソースパックの入れ方
この記事では、リソースパックを自分のPC(ローカル環境)やマルチサーバーに導入する方法を、Java版と統合版に分けて詳しく解説します。この記事を読めば、あなたも好みのリソースパックでマイクラの世界をもっと楽しめるようになるでしょう。
注意点
マイクラの世界をより豊かに彩るリソースパックですが、導入する際はいくつかの点に注意が必要です。
- マインクラフトのバージョンと互換性があるか確認する
- 人気のあるパックを選ぶ(トラブル時に情報が見つけやすい)
- 最終更新日をチェックし、頻繁に更新されているものを選ぶ
- 必要に応じてOptiFineなどの軽量化MODを導入する
これらの点を十分に理解した上で、ご自身の判断と責任で導入をすすめてください。
おすすめの配布サイト
安全で人気の高いリソースパック配布サイトを4つご紹介します。これらの配布サイトは信頼性が高く、多くのユーザーに利用されています。ただし、ダウンロードの際は常にセキュリティに注意を払い、不審なファイルはダウンロードしないようにしましょう。
画像引用:Modrinth
画像引用:CurseForge
画像引用:Planet Minecraft Community
画像引用:Resource Packs for Minecraft
自分のPC(ローカル環境)にリソースパックを入れる方法
マイクラJava版と統合版で入れ方が異なりますので、それぞれについて解説いたします。
なお、以降ではWindows11での手順となります。
マイクラJava版へのリソースパック導入手順
本記事では例としてリソースパック「MS Painted」を導入し、その手順を記載いたします。
マイクラのバージョンは1.21.3となります。
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リソースパックをダウンロード
※ 本記事ではCurseForgeからダウンロードする手順を紹介します。
CurseForge | MS Paintedのページにアクセスします。
Filesタブを選択し、「Filter by」でマイクラのバージョンを選択します(今回は1.21.3)。対象のファイルが絞り込まれますので、その中から「MS Painted for 1.21-1.21.3 (v2.25.1)」を選択します。
ダウンロード画面に遷移するので「Download」を選択します。
するとファイル「MS Painted for 1.21-1.21.2-pre3 (v2.25.1).zip」のダウンロードが開始されます。ダウンロード後はわかりやすいように、デスクトップに移動しておくのがおすすめです。
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マイクラを起動
該当のバージョンのマイクラを起動します。
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リソースパックを導入
スタート画面で「設定」を選択します。
設定画面で「リソースパック」を選択します。
リソースパックの選択画面に遷移するので「パックフォルダーを開く」を選択します。
ゲーム画面が閉じて、Windowsのマイクラがインストールされているフォルダ内の「resourcepacks」フォルダが自動で開きます。ここにダウンロードしたリソースパックのファイル「MS Painted for 1.21-1.21.2-pre3 (v2.25.1).zip」を移動します。
ファイルを移動後ゲーム画面に戻ると、下図のように左側の利用可能のエリアに追加したリソースパックが表示されています。アイコンの部分にカーソルを当てると▶️マークが表示されうますのでそちらを選択します。
すると、右側の選択中のエリアにリソースパックが移動します。その後は「完了」を選択します。
すると設定画面に遷移しますが、リソースパックが適用され、下図のように見た目のテクスチャが変わっていることが確認できます。最後に「完了」を選択しゲームスタート画面に戻ります。
ゲームスタート画面でも下図のようにテクスチャが反映されていれば、リソースパックの導入は完了です。
以上でリソースパックの導入は完了です。リソースパック「MS Painted」を入れる前と後の画像も参考に載せておきます。リソースパックを入れる楽しみが伝わると嬉しいです。
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「MS Painted」を入れる前
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「MS Painted」を入れた後
マイクラ統合版へのリソースパック導入手順
本記事では例としてリソースパック「Faithful 32x」を導入し、その手順を記載いたします。
なお、記事作成時点(2024年11月20日時点)でのマイクラのバージョンは最新版の1.21となります。
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リソースパックをダウンロード
Faithful 32xのDownloadsページにアクセスし「Bedrock Edition」のFileでマイクラのバージョン1.21に該当する「1.21.x」の右横にある「Download」ボタンを選択します。
するとパソコンに「Faithful 32x - 1.21.mcpack」ファイルがダウンロードされます。
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ダウンロードしたリソースパックをダブルクリック
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして開きます。
自動的にマイクラが起動し、リソースパックのインポートが開始されます。
インポート完了と表示されれば成功です。
-
リソースパックを適用
ゲームのスタート画面で「設定」を選択します。
設定画面が表示されますので、下にスクロールし「グローバル リソース」を選択します。
「グローバル リソース」の画面で「マイパック」を選択します。すると先ほどインポートしたリソースパック「Faithful 32x」が表示されますので選択します。
リソースパックを選択すると下に「有効化」ボタンが表示されますので、こちらを選択します。
下図のように「アクティブ化されました」と表示されれば導入完了です。
サーバーにリソースパックを入れる方法
マルチプレイを可能にするサーバーにリソースパックを導入する場合、参加者側でも同じリソースパックの導入が必要かどうか気になる方もいるでしょう。
通常、サーバーにリソースパックを適用すると、サーバー参加時にプレイヤーにリソースパックのダウンロードを促す仕組みがあります。これにより、サーバーに参加するプレイヤーは自動的にリソースパックを適用することができるため、サーバー側で指定したリソースパックが全員に統一されます。プレイヤー側で別途リソースパックを手動でインストールする必要はありませんが、場合によってはリソースパックのダウンロード許可が必要です。サーバー管理者は、この設定を通じてすべての参加者に統一されたビジュアル体験を提供することができます。
マイクラJava版サーバーへのリソースパック導入手順
リソースパックは、自分のPC(ローカル環境)にリソースパックを入れる方法 > マイクラJava版へのリソースパック導入手順で紹介したものと同じ「MS Painted」を導入例とし、その手順を記載いたします。なお、以下の手順におけるマイクラJava版のサーバーは種類「Vanilla」バージョンは「1.21」となります。
- Java版サーバーを立てる
- リソースパックをダウンロードする
- リソースパックを「MCPacks」にアップロードする
- MinecraftマネージャーでURLを登録する
- サーバーに接続する
それぞれの手順について、以下で詳しく解説していきます。
1. Java版サーバーを立てる
ロリポップ for GamersでマイクラJava版のサーバーをまだお持ちでない方は、まずは以下の記事を参考にサーバーを立てましょう。
【完全版】マイクラマルチサーバーを5分で立てる!初めてでも迷わない方法をバッチリ解説
サーバーを立てたら、リソースパックのバージョンに合わせて、サーバーのバージョン変更を行いましょう。今回はバージョン1.21で解説をしています。
なお、ロリポップ for Gamersなら、サーバーのバージョン変更は、ブラウザでMinecraftマネージャーにアクセスし、希望のバージョンを選ぶだけなのでとっても簡単です。
2. リソースパックをダウンロードする
Java版サーバーへのリソースパックの導入も、本記事の「マイクラJava版へのリソースパック導入手順」同様に「MS Painted」を例に解説していきますので、そちらを参考にダウンロードを行い、ダウンロードしたzipファイルをわかりやすいようにデスクトップに移動しておきます。
3. リソースパックを「MCPacks」にアップロードする
マイクラをインストールしているマルチサーバーには、プレイヤーに直接リソースパックを送信する仕組みがありません。
マイクラJava版のサーバーに接続したプレイヤーにリソースパックを適用させるためには、外部のオンラインストレージを利用し、リソースパックを公開できるURLが必要となります。
おすすめのリソースパック保存先「MCPacks」
MCPacksは、マイクラ専用のリソースパック保存・共有プラットフォームで、安全性が高く、配布用のダウンロードリンクが自動生成されるため使い勝手がよいです。
MCPacksを利用してリソースパックを保存する手順は以下のとおりです。
3.1 MCPacksにアクセス
MCPacks公式サイトにアクセスします。
3.2 リソースパックをアップロード
「ファイルを選択」を実行し、事前にダウンロードしておいたzip形式のリソースパックファイル選択します。その後「Upload」を選択しファイルのアップロードを実施します。
3.3 ダウンロードURLを取得
アップロード後、「Download URL」が表示されますので、このURLをコピーしておきます。
4. MinecraftマネージャーでURLを登録する
通常、server.propertiesファイルの項目「resource-pack」にダウンロードURLを記載しますが、ロリポップ for Gamersならマネージャー機能に項目を用意しているので、ブラウザから登録ができるのでとっても簡単です。
コントロールパネルにログインし、Minecraftマネージャーにアクセスし、設定セクションの右横にある「変更」を選択します。
画面が下図のように編集モードに変わります。
ページ下部にスクロールし「リソースパックのURLを設定する」にチェックを入れます。
リソースパックのURLを設定する欄が表示されますので、先ほどコピーしておいたMCPacsの「Download URL」を貼り付けます。するとページ下部に「保存」ボタンが表示されますのでこれを選択します。
下図のように、変更を適用中の表示に切り替わりますのでそのまま待ちます。
完了と表示されればOKです。サーバーの再起動は不要です。
リソースパックのURLに貼り付けたURLが表示されていることが確認できます。
以上でサーバーへのリソースパックの導入は完了です。
5. サーバーに接続する
マイクラが起動したら「マルチプレイ」を選択します。
「1. Java版サーバーを立てる」で立てたサーバーを選択した状態で、下部の「編集」を選択します。
サーバー情報の編集画面が表示されますので「サーバーリソースパック」の設定を確認します。「無効」の場合、リソースパックが適用されませんので、クリックして「有効」に設定します。
「サーバーリソースパック:有効」の状態で「完了」を選択します。
前の画面に戻りますでの「サーバーに接続」を選択します。
リソースパックのダウンロードおよびインストールを求められますので「はい」を選択します。
リソースパックのダウンロードを知らせるメッセージが表示されます。
見た目を変えるリソースパックを入れた場合、ワールドにスポーンすると下図のようにリソースパックが適用されていることが確認できます。
Java版サーバーにリソースパックを入れてマルチプレイを楽しむ手順は以上です。
マイクラ統合版サーバーへのリソースパック導入手順
- 統合版サーバーを立てる
- リソースパックをダウンロードする
- 「.mcpack」の拡張子を変更
- manifest.jsonの確認
- サーバーに配置
- ワールドデータに登録
- サーバー設定の変更
- サーバー再起動
- サーバーに接続
それぞれの手順について、以下で詳しく解説していきます。
1. 統合版サーバーを立てる
ロリポップ for Gamersでマイクラ統合版のサーバーをまだお持ちでない方は、まずは以下の記事を参考に統合版のサーバーを立てましょう。
【完全版】マイクラマルチサーバーを5分で立てる!初めてでも迷わない方法をバッチリ解説 | ロリポップ! for Gamers
マイクラマルチサーバーを短時間で構築するための完全ガイド。初心者も安心して取り組める方法を詳しく解説します。
2024-12-03時点で統合版の最新版は1.21.50となりますので、以降では、サーバーのバージョンおよびリソースパックの対応バージョンも1.21.50であるものとして、解説をすすめます。
2. リソースパックをダウンロードする
統合版サーバーへのリソースパックの導入は、「Single Pixels Texture Pack」を例に解説していきます。1.21.50版のファイルをダウンロードします。ダウンロード後は、わかりやすいようにデスクトップに移動しておくことをおすすめします。
※ 本記事ではCurseForgeからダウンロードする手順を紹介します。
CurseForge | Single Pixels Texture Packのページにアクセスします。
Filesタブを選択し「Filter by」で総合版の最新版1.21.50(2024-12-03時点)を選択します。該当のリソースパックファイル「Single Pixels Bedrock V1.4」を選択します。
ダウンロード画面に遷移するので「Download」を選択します。
「SinglePixelsBedrock1-4.mcpack」ファイルがダウンロード開始されます。ダウンロード後はわかりやすいように、デスクトップに移動しておくことをおすすめします。
3. 「.mcpack」の拡張子を変更
「SinglePixelsBedrock1-4.mcpack」ファイルを右クリックし、「名前を変更」を選択します。
ファイルの拡張子を「.zip」に変更します。
拡張子が「.zip」に変わり、アイコンもzipファイル形式のものに変わります。
変更したzipファイルを右クリックし「すべて展開」を選択します。
任意の場所に(今回はデスクトップ)にファイルを展開します。
展開後、以下のようなフォルダとファイルが生成されます。
4. manifest.jsonの確認
解凍して展開したフォルダ内にある「manifest.json」ファイルをメモ帳などのテキストエディタで開きます。
すると下図のように「headerオブジェクトとその中に「uuid」「version」の記載があることが確認できます。
「uuid」「version」の内容をコピーして別途メモ帳等に控えておきます。控えたらmanifest.jsonファイルは保存せずに閉じます。
5. サーバーに配置
リソースパックをマルチサーバーに導入するためには、SSH接続でダウンロードしたファイルを該当サーバーに転送する必要があります。本記事では、WindowsのSFTPクライアントソフト「WinSCP」を利用したインストール方法を解説します。
なお、WinSCPを使ってサーバーに接続する方法については、以下の記事で画像付きで詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
【初心者向け】FTPソフトのWinSCPとロリポップ! for Gamersを接続する方法をバッチリ解説! | ロリポップ! for Gamers
初心者向けにFTPソフトのWinSCPとロリポップ! for Gamersの接続方法を詳しく解説しています。
サーバーに接続したら「opt/minecraft/current」フォルダを選択します。
”3. 「.mcpack」の拡張子を変更”で展開されたリソースパックをフォルダごとサーバーの「opt/minecraft/resource_packs」ディレクトリにアップロードします。
6. ワールドデータに登録
サーバーの「opt/minecraft/worlds/Bedrock_level」ディレクトリにワールドデータが保存されています。ワールドデータにリソースパックを登録するためには「Bedrock_level」ディレクトリ内に「world_resource_packs.json」ファイルを作成する必要があります。下図を参考にファイルを作成してください。
作成後はファイルを開き以下の内容を記載します。
「pack_id」「version」は、それぞれ「4. manifest.jsonの確認」で控えた内容になります。
- pack_id:manifest.jsonファイル内のuuidと同じ値を入力
- version:manifest.jsonファイル内のversionと同じ値を入力
以下のフォーマットをコピーしてご利用ください。
[
{
"pack_id" : "リソースパックのuuid",
"version" : [リソースパックのversion]
}
]
なお、複数のリソースパックを導入する場合「world_resource_packs.json」ファイルは以下のようにカンマで分けて記載します。
uuidとversionはリソースパックによって異なりますのでご注意ください。
[
{
"pack_id": "7b630c99-d721-40c7-a197-8648f1002361",
"version": [0, 1, 4]
},
{
"pack_id": "bf5e2d9a-714b-443d-9c01-37eadcbda688",
"version": [1, 0, 0]
},
{
"pack_id": "3135964b-1313-4139-b04e-152455f12c10",
"version": [1, 0, 0]
},
{
"pack_id": "f9232544-ebed-4a0c-8260-eddb5d11a47c",
"version": [1, 0, 3]
}
]
7. サーバー設定の変更
サーバーの設定ファイル(server.properties)を開き「texturepack-required=true」と変更します。
この設定により、サーバーに接続するプレイヤーにリソースパックのダウンロードを要求することができます。
リソースパックのダウンロードを要求するメリット
- 一貫性の維持
- サーバーに参加するプレイヤーが同じリソースパックを使用することで、ゲーム内の視覚効果や音楽に一貫性が生じるのでプレイヤー間での混乱や不一致を防ぐことが可能
- カスタマイズの統一
- サーバーのテーマや雰囲気が統一され、サーバーの独自性や特徴を強調することが可能
- プレイヤーの負担軽減
- プレイヤーが手動でリソースパックをダウンロードし、適用する手間を省くことができ、プレイヤーはすぐにゲームを楽しむことが可能
8. サーバー再起動
ロリポップ for Gamersはコントロールパネルからサーバーの停止・起動が可能です。ブラウザから実行できるのでとっても簡単です。
コントロールパネルにログインし、該当サーバーのページ右上にある「停止」を選択します。
サーバー停止中と表示されます。
停止が完了すると下図のように完了メッセージが表示されます。
次に「起動」を選択してサーバーを起動させます。
起動中は「サーバー起動中」と表示されます。
起動が完了すると下図のようなメッセージが表示されます。
9. サーバーに接続
サーバー参加者は、統合版のゲーム画面からリソースパックを導入したサーバーに接続します。
なお、サーバーの追加方法などの詳細は以下の記事を参考にしてください。
【完全版】マイクラマルチサーバーを5分で立てる!初めてでも迷わない方法をバッチリ解説 | ロリポップ! for Gamers
マイクラマルチサーバーを短時間で構築するための完全ガイド。初心者も安心して取り組める方法を詳しく解説します。
リソースパックのダウンロードを求められますので「すべてをダウンロードして参加」を選択します。
リソースパックのダウンロードが開始されます。
リソースパックのダウンロード、インストールが完了すると、リソースパックの種類によっては下図のようにリソースパックが適用された画面が表示されます。
Single Pixels導入前後の参考例
導入後は色合いの種類が減りミニマルなスタイルになっていることがわかります。サーバー参加者にも適用されており、リソースパックのサーバーへの導入が成功しました。
導入前
導入後
まとめ
リソースパックをサーバーに導入することで、ゲームの見た目や音を自分好みにカスタマイズすることができ、サーバー全体の一体感や個性を引き出すことが可能になります。本記事で紹介した手順を参考に、ぜひあなたのサーバーにリソースパックを導入してみてください。プレイヤーたちが驚くような、美しい世界を作り上げましょう。
リソースパックの導入は少し手間がかかるかもしれませんが、その分だけゲームの楽しさが何倍にも膨らみます。ぜひチャレンジして、自分だけの特別なサーバーを作り上げてください。
マイクラJava版、統合版のサーバースペック、プラン、料金、お申し込みは以下のページから。
マルチプレイ用 Minecraft(Java版)サーバー|ロリポップ! for Gamers
Minecraft(Java版)サーバーは、複数人でゲームをプレイするための専用サーバーです。複数プランをご用意しており、あなたに合ったプランをお選びください。
マルチプレイ用 Minecraft(統合版)サーバー|ロリポップ! for Gamers
Minecraft(統合版)サーバーは、複数人でゲームをプレイするための専用サーバーです。複数プランをご用意しており、あなたに合ったプランをお選びください。
マイクラのサーバーの立て方については以下の記事をご覧ください。
【完全版】マイクラマルチサーバーを5分で立てる!初めてでも迷わない方法をバッチリ解説 | ロリポップ! for Gamers
マイクラマルチサーバーを短時間で構築するための完全ガイド。初心者も安心して取り組める方法を詳しく解説します。